台東区の東に流れる隅田川は、隅田川花火大会でも全国に知られる川ですが、江戸時代には「大川」と呼ばれていました。
江戸に幕府が開かれてからというもの、隅田川での舟遊びがとても盛んにおこなわれていました。なかでも、暑い夏、大名たちの贅沢は隅田川にとどめをさすといわれたほど豪華だったそうで、、隅田川が舟で埋まるほどの盛況ぶりだったようです。
のちに1960年代から70年代にかけての高度成長期のあたりから、隅田川の水質の悪化が深刻化し、今の柳橋に戦後たくさんの船宿があったものの、次第になくなり、治水のための防潮堤が高く川の両端に作られたことなどもあり、急激に隅田川の存在が薄れてしまいました。
そして、また現在、水辺利用に関する関心が高まり、多くの人の努力や協力によって川や港が整備され見違えるほどきれいになりました。今では、隅田川や神田川に魚も水鳥も戻ってきました。 また、隅田川やお台場に水上バスなど含めたくさんの船や屋形舟も行き交うようになりました。
浅草橋・柳橋には今でも、たくさんの屋形船などの船宿があります。浅草橋紅白マロニエまつりでは、多くの方に隅田川に親しんでもらおうという試みから、船宿さんにご協力いただき、通常よりも安い価格で「大川舟下り屋形舟遊び」楽しんでいただこうと、船を用意しています。
ぜひ、この機会に、粋な大川舟下りをお楽しみ下さい。
※ 4月17日追加 大川舟下り屋形船遊びのチケットは定員(完売)となりました。
晴れた日には、「隅田川テラス」として、綺麗に整備された隅田川の両脇にある散歩道を歩くのはとても気持ちがよいです。
ぜひ、浅草橋に来られた際には、隅田川のほうにもちょっと立ち寄ってみてください。